ビジネスを開始するにあたって、最初に行なうのは「ドメイン取得」です。メールアドレス取得だけの目的かもしれませんし、WEBサイト構築の目的でもあるかもしれません。では、どこでどのように取得すればよいのでしょうか?そもそもドメインとは?レジストラとは?その費用は?無料で取得できるのか?などを比較検討してまとめました。
最終結論
第1位 ムームードメイン
JPRS認定:簡単、便利、優しいユーザーインターフェース
第2位 お名前.com
ICANN認定、JPRS認定:様々な設定可能、日本語インターフェース
第3位 スタードメイン
ICANN認定、JPRS認定:選択できる上位レジストラ、様々な設定可能、日本語インターフェース(Netowlなら)
そもそもドメインとは
ドメインとはインターネット上の「表札」です。佐藤陽翔さん、鈴木陽葵さん、田中陽菜さんみたいなものです(あ、名前は2016命名ランキングから・・・)
この「表札」は「世界でただ1つのものです」
「yamada.com」が、100も200もあったら、どのWEBサイトを表示していいかわからなくなりますし、tarou@yamada.com のメールアドレスがいくつもあったら、メールの送信もどうしたらいいかわからない。
なので、世界でただ一つの自分用の表札=ドメインということになります。
ドメイン管理はだれがやっているのか?
では、その名前管理はどこがやっているのでしょう?
ドメインの市役所みたいなところ・・・出生届ではありませんが・・・
その大元となっているのがICANN(あいきゃん)という団体です。(英語: Internet Corporation for Assigned Names and Numbers、アイキャン)
このICANNから一部を請け負い、ドメインを発行してよいですよと言われているのが「レジストラ」と呼ばれる企業になります。
ちなみに、日本のドメインで有る .jp みたいなのは JPNICという団体が管理しています。JPNICもある意味ICANNから一部を委託された組織になっています。(実際はJPRSと言う企業が担当)
ICANNに公式認定されている日本企業
ICANNに公式認定されている日本国内のレジストラは16社ほどあります。
その中で主だったところは・・・
1.お名前ドットコム(GMO Internet, Inc.)
2.ゴンベエドメイン(Interlink Co., Ltd.)
3.スタードメイン(Netowl, Inc.)
などです。
その他に
株式会社ファーストサーバー、株式会社データホテル(livedoor関連)、株式会社21Company、カゴヤ・ジャパン株式会社、などが存在します。
ではその他のレジストラ・・・ドメイン契約できる会社は?と思われた方もいるかもしれませんが、その他の会社はすべて、ICANN公式認定されているレジストラの「リセラー」(提携企業)ということになります。
ドメイン提供している有名企業とその特徴
ムームードメイン
上位レジストラ:お名前ドットコム
月々に応じて、格安なドメイン提供を行なっています。管理ページもわかりやすくできていて初心者にも最適かと思います。
また、ムームードメイン自体がJPRS(日本語ドメイン管理)の指定事業者にもなっています。
Value Domain(バリュードメイン)
上位レジストラ:KeySystems(海外)中心 お名前ドットコム(サブ的)
かなり昔から存在しています。海外レジストラを選択した場合メール転送などの機能は一部使用出来ません。
Xdomain/Xserver(エックスドメイン)
.com、.net、.org、.info、.biz ドメイン名に関しての上位レジストラ:ネットオウル株式会社(スタードメイン)
どちらかと言うとサーバー提供企業
スタードメイン
スタードメインでは、ドメインの新規取得や移管の際にレジストラを選択可能です。
「Netowl」、「eNom」、「KeySystems」、「JPRS」など
ドメイン取得は、サーバーとは別々がよい
ちなみにドメインとサーバーは一括取得の方が、設定などがなく「楽」ではありますが別々の管理をお薦めします。
理由は
理由1)料金が安いのは単独取得
サーバー会社とセットのドメイン取得はどうしてもドメイン費用が高額になります。
サーバー会社によっては、サーバー契約で「ドメイン無料」を提示しているところもありますが、基本的にそれらは「サーバ代金ともに支払っている」くらいで考えた方がよいです。
理由2)サーバー変更が可能
ドメイン管理を別で持っておくと、サーバーの容量・スピード・サービスに不満足が出たときや、同じ会社でも別サーバーに移転する時などに、簡単に変更ができるので便利です。
ドメイン取得時に検討する事項
1.費用
そりゃ安い方がいいですね。このことからもサーバー+ドメインは避けて下さい。
後は各提供会社で、ドメイン種別ごとに得意・不得意があります。また、申請時に安くても年額費用がそこそこかかるものもあるので注意が必要です。
2.管理のしやすさ
管理パネルがわかりやすいかどうか、設定が簡単かどうかも重要なポイントです。
初心者の方は、よほど専門用語の英語に精通していなければ、日本語管理パネルのところを選択するべきです。
3.各種設定が可能かどうか
ある程度運営していると、例えばメールについてはG Suite(旧 Google Apps for Work)を使用して、WEBサイトについては、サーバー会社を使用ということを考える事もあるかと思います。その時に、管理パネルでAレコードとかCNAMEとか設定することになります。
そういった設定が可能かどうかも判断材料になるかと思います。
単純にメール&サーバーを同一のサーバー会社で運営するだけなら、費用と管理のしやすさ・・・それから安定性だけで判断すればよいかと思います。
ということで、最初に書いたのが結論です。